地域公共交通計画の策定に関わる方々へ

担当:福本雅之(合同会社萬創社)

 地域公共交通活性化再生法により、地方公共団体に地域公共交通計画の策定が努力義務化されたことによって、計画策定に取り組むこととなった行政担当者の方やコンサルタントの技術者の方は多くいらっしゃることと思います。

 トリセツ編集会議メンバーもこうした方々のご相談をよく受けますので、その経験を活かしていくつかの記事を書いています。これから地域公共交通計画の策定や改定に関わることになった方に向けて、これまで公開してきた記事の中から、特に参考になりそうな記事を選びましたので参考にしていただければ幸いです。

計画策定のポイント

 地域公共交通計画の策定の流れを解説した記事です。これを読めば一通りの流れが理解できるようになっています。

哲学編

 地域公共交通計画を策定するためには、第一に自分たちの地域で公共交通がどのような役割を果たしているのかをしっかりと認識することが必要です。そのときの考え方となる記事をご紹介します。

法制度編

 地域公共交通計画は地域公共交通活性化再生法という法律に基づいて策定されるものです。計画策定のために最低限抑えておくべき法制度について解説した記事をご紹介します。

必修科目

選択科目

調査編

 計画の策定にあたっては、何らかの調査を行うことが多いと思います。その際、「自分たちが何のために取り組むのか」「そのために何をどのような手段で調べるのか」を明確にする必要があります。調査の実施にあたって参考になる記事をご紹介します。

必修科目

選択科目

実施・運用編

 計画には、今後数年間にわたって実施する事業を書く必要があります。その際、何らかの移動サービスを提供することが多いと思いますので、移動サービスの種類と特徴についてまとめた記事をご紹介します。

移動手段編

 移動手段と一口にいっても、乗合タクシー、グリーンスローモビリティ、超小型モビリティなど、多くの種類が提供されています。地域の実情にあわせて、最適な乗り物を提供することが必要です。どのような移動手段があるのか、参考になる記事をご紹介します。

評価編

 地域公共交通計画に基づく事業はやりっぱなしではいけませんから、事業の成果を評価する必要があります。評価の設定の仕方がまずいと計画終了時に立ち往生することになりますから、しっかりと評価をしましょう。評価の考え方の参考になる記事をご紹介します。

必修科目

選択科目

最後に(メッセージ)

 地域公共交通計画の策定が努力義務化されたことや、補助制度と連動化されたことで、半ば「嫌々ながら」計画策定をするという地方公共団体もあるでしょうが、せっかく計画を作るのであれば、実効性のある良い計画にしたいものです。立派で見栄えの良い計画にしようと思う必要はありません。むしろ、荒削りでも良いので「しっかり議論して作り上げた」計画を目指してください。

 移動手段は、住民の生活に直結する大変重要なサービスであり、ここの住民の生活を支えるのみならず、地域の持続可能性にも大きく影響します(ここまでの記事を一通り読まれた方ならそれが理解できると思います)。

 ここでご紹介した記事以外にも、計画策定や事業の実施、調査などに参考になる記事がたくさんありますから、他の記事も是非ご一読ください。これらの記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

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